イソフラボンの過剰摂取は危険!安全に使える適量を知ろう

イソフラボン 過剰摂取
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イソフラボンの過剰摂取はどういう副作用を引き起こすのか、不安にお思いではないでしょうか。

実は、イソフラボンは過剰に摂取すると、ガンなどのリスクを上昇させることが指摘されています。

イソフラボンを摂取する目的が何であれ、摂りすぎて副作用が出てしまうともったいないですよね。

この記事では

  • イソフラボンの摂りすぎで起こる副作用
  • 安全に利用できる適量

について解説しました。これらを知ることで安全にイソフラボンを利用できます。

安全にイソフラボンを摂取するために、イソフラボンについて詳しく知り生活に活かしましょう!

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1.イソフラボンの摂りすぎで起こる副作用

イソフラボンの摂りすぎで、ガンのような命に関わる病気になる可能性が上がることが指摘されています。

代表的なのは3つです。

  • 子宮内膜ガン
  • 腎結石
  • 膀胱ガン

これらについて簡単に見ていきましょう。

1−1.子宮内膜ガン

アメリカで最も信頼性の高い科学的な食品栄養データベースであるNatural medicine databaseにより、長い期間の大豆イソフラボンのサプリメントの摂取は、子宮内膜ガンの可能性を上げることが指摘されています。

子宮内膜ガンは、最近日本の成人女性で増えてきているガンで、月経とは無関係の出血などが症状として見られます。

特にサプリメントを利用している場合は注意が必要です。

1−2.腎結石

大豆製品は、腎結石の主成分(シュウ酸塩)を多く含んでいます。そのため、大豆イソフラボンの過剰摂取により、腎結石を引き起こす可能性があります。

結石ができると腎臓や尿道につまり、激しい痛みとともに血尿やおしっこが出にくいなどの症状が見られます。

特に、腎臓の病気をお持ちの方や腎結石になったことがある方では注意しましょう。

1−3.膀胱がん

アメリカで最も信頼性の高い科学的な食品栄養データベースであるNatural medicine databaseにより、イソフラボンの過剰摂取は、膀胱ガンになる可能性が上がることが指摘されています。

膀胱ガンになると、痛みがない血尿などが見られます。膀胱ガンは再発を繰り返し命に関わる病気です。

特に、家族で膀胱ガンの方がいる場合はイソフラボンを摂取しない方が良いでしょう。

2.特に過剰摂取に気をつけるべき人

イソフラボンの過剰摂取に特に気をつけるべき方々がいます。

  • 妊娠中・授乳期
  • 15歳以下の小児
  • ガンになったことがある人

これらの方々では、通常の食事以外から摂取しない方が良いでしょう。

2−1.妊娠中・授乳期

妊娠中

妊娠中では胎盤を通してイソフラボンが胎児に流れることにより、胎児の生殖機能に影響を及ぼす可能性があります。
最悪の場合、流産などの危険があります。生まれてくる赤ちゃんのことを考えると、過剰摂取はしない方が良いでしょう。

授乳期

また、授乳期にもイソフラボンは注意が必要です。

というのも、大豆調整乳をあたえられた乳児12例で、甲状腺機能が低下するということが報告されています。授乳時にお母さんがイソフラボンを多く摂取していると同じような症状が起こることが考えられます。

必ず過剰摂取には気を付けましょう。

2−2.15歳以下の小児

15歳以下の小児では、生殖機能に影響を及ぼす可能性が指摘されています。

というのも、妊娠動物を用いた実験で、生殖機能への影響が見られました。また、人における実験でも、女性ホルモンの受容体を介する作用があることがわかっているため、生殖機能が未熟な小児ではオススメしません。

牛乳アレルギーを持っている場合

牛乳アレルギーを持っている場合に、牛乳の代わりに豆乳を飲ませるお母さんがいらっしゃいます。しかし、これは危険な可能性が高いです。

というのも、牛乳アレルギーを持っている場合は、イソフラボンに関しても感受性が高い可能性が指摘されているからです。

豆乳だからアレルギーが起こらないと考えてしまうと、厄介なアレルギー症状を見落としてしまう可能性があります。

2−3.ガンになったことのある人

子宮内膜ガンや膀胱ガンになったことがある人は、再発の危険性があることが指摘されています。

これら二つのガンになったことがある方は、イソフラボンの過剰摂取には注意しましょう。特にサプリメント等で摂取するのはやめておいた方が良いでしょう。

3.どれくらいの量なら安全?

安全な量を知っておくことで、効果的にイソフラボンを生活に取り入れることができます。

結論から言いますと、イソフラボンは70~75mg/日以内で摂取するのがオススメです。

閉経後の女性で150mg/日を長期摂取することで、ガンに発展する病気の可能性が上がるという実験結果が出ています。個人差と閉経前の場合の方が影響を受けやすいことを考えると、70〜75mg/日以内で摂取するのが良いでしょう。これは内閣府食品安全委員会でも推奨されている安全な摂取量です。

3−1.イソフラボンを含む食材表

食品名 イソフラボン含有量(平均)
大豆 100g 140.4mg
水煮大豆 1パック(50g) 36.0mg
豆乳 1パック(125ml) 32.0mg
納豆 1パック(50g) 37.0mg
豆腐 1/2丁(110g) 23.0mg
油揚げ 1/2枚(75g) 32.0mg
みそ おおさじ1杯(18g) 8.3mg
しょうゆ おおさじ1杯(18g) 0.2mg
きなこ おおさじ1杯(7g) 18.6mg
おから 100g 10.5mg
イソフラボンの含有量は大豆の製造法や調理法により異なります。当サイトでは「厚生科学研究:食品中の植物エストロゲンに関する調査研究」を参照に算出し、複数の商品の平均を表示しました。

この表を参考に、1日での摂取量が70~75mg以内になるようにしましょう。

3−2.過剰量について

どれくらい摂取すれば過剰なのか気になる方も多いでしょう。

私の意見としては、1日に150mg以上を長期間にわたって摂取するのはとても危険です。というのも、実験により150mgを摂取し続けた結果、子宮体ガンに発展しやすい病気(子宮内膜増殖症)になりやすいことがわかっているからです。

閉経後女性 319 名を対象に、大豆イソフラボンが子宮内膜に及ぼす影響について、ランダム化二重盲検法を行った。

実験方法

154名に大豆イソフラボン錠剤 150 ㎎/日、165名にプラセボ薬を5年間摂取させた。

試験開始時、30 ヶ月目、試験終了時の3回で子宮内膜を採取し、病理組織学的解析を行った。

結果

30 ヶ月目において子宮内膜増殖症または悪性腫瘍と診断された者は両群において認められなかった。

試験終了時は摂取群の 3.8%(6 名)が子宮内膜増殖症(内 5 名は単純型、1 名は複雑型)と診断された。一方対照群 においては認められなかった。両群において異型子宮内膜増殖症、および子宮内 膜がんと診断された被験者はいなかった。

参考論文Endometrial effects of long term treatment with phytoestrogens : a randomized, double-blind, placebo-controlled study 

閉経後の女性で150mg/日を摂取すると、子宮体がんになる可能性が非常に高い病気(子宮内膜増殖症)になりやすいことがわかっています。

また、閉経前の女性では月経周期に応じて血中のホルモン量が変化するため、150mg/日よりも少ない量でも、そのような病気になる可能性が考えられています。そのことを考えると1日70~75mg以内にしておくのが最適なのではないかと思います。

3−3.サプリメントや健康食品を利用する場合

サプリメントや健康食品でイソフラボンを摂取される方もいます。その場合には30mg/日 以下にとどめておくようにしましょう。

というのも、85%の人が食事からの摂取量は1日45mg以内だからです。(参照元:内閣府食品安全委員会:大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A)

1日の安全量が70~75mgであるため、サプリメントや健康食品からは1日30mg以内のイソフラボン摂取にしておくと安全に利用することができます。

4.まとめ

イソフラボンは長期間摂りすぎると、ガンなどを引き起こす可能性がありとても危険です。

必ず70~75mg/日以内に抑えましょう。そして健康食品やサプリメントで摂取する場合は30mg/日 以下にとどめておくようにしましょう。

なにかしらの目的のためにイソフラボンを摂取される方がほとんどかと思いますが、結果的に健康をそこなうことになっては本末転倒ですよね。必ず安全な量を守り、賢くイソフラボンを利用しましょう。

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